歌舞伎役者と大運天冲殺

まず、大運天冲殺というのはよく耳にする「天冲殺」とは違ったものとなります。


天冲殺については、違う記事で説明するとして「大運天冲殺」とは何か。


誰にでも120年に一度回ってくるものではあります。120年に一度…なので、生きているうちに回ってこない人もいます。運気の底辺も天井もないのが大運天冲殺なので、運気が陽転すれば大ブレイクできる可能性が高く、実際芸能人でもこの大運天冲殺の時にブレイクしている方が少なくありません。


運気が隠転すれば、その落ち込みようは底抜けなわけですから、何をやってもうまくいかない…とか、苦境に立たされるとか、不平不満ばかりの燻った期間となることも考えられるわけです。


それにプラスして、運気が陽転する為の条件と、陽転した後の収め方にもポイントがあるので、何も知らずに乗っかるだけ乗っかってしまった場合、大運天冲殺が終わると同時に全てを失うことにもなりかねません。


運気には「呼び戻し作用」もあるからです。



(大運天冲殺の鑑定は、プロに任せた方が確実です。なぜなら、条件によって動いたり増えたりする為、個別に鑑定していかなければ正確なところはわからないからです。無料サイトなどでは、調べましたが出ていませんでした。)


大運天冲殺のブレイク中は、バブル期と似ていて、実際の自分の実力・能力以上に取り立てられたりチャンスが巡ってきたりしますから、その運気にあぐらをかいて 地道な努力をし続けなければ、当然 自分にふさわしいポジションへと引き戻されるわけです。


そんな感じが「大運天冲殺」なので、ブレイクしたい人、成り上がりたい人、成功したい人にとっては大チャンスとなるわけですが、同じ世界で継続して積み上げていきたい人にとっては邪魔になる事もあります。



今回、市川猿之助さんの事件が会った時に、何人かの方の生年月日を調べてみたのですが、その世界で長年活躍されている方、された方は、大運天冲殺はありませんでした。あっても晩年すぎて、稼働しないような年齢の時。



逆に、市川猿之助さんは2旬目から大運天冲殺があり、おまけに46歳から2連天剋地冲。


今年48歳なのですが、今はまだ誕生日前なので47歳。


大運の接運(切り替わりの年)は、1年〜1年半は色々気をつけなさいよと言われているのです。


ましてや、大運終わりの数年間はドラマでも大活躍という過ごし方。2連天剋地冲に入った途端、それまで積み上げたものが破壊されてもおかしくない流れです。


2023年5月は、未来の清算を意味する月、事件が起こった当日も未来の清算を意味する日。翌日は、物事が大きくまとまる日で、本来は良い方向に決断・行動すれば、これまでの流れを断ち切り新たな未来へ進むのにとても適した時なのに、進むべき方向を誤ったとしか言えない選択と行動だと感じます。


猿之助さんは、元来とても感性豊かで才能豊かな方ですが、中心に持っている星が車騎星が、極端な思考と選択を生み出した可能性があります。霊感が強すぎて繊細な部分があったり、詳しくみていけば、要因として思い当たることは出てくるのですが…。


私的には、大運天冲殺後の2連天剋地冲の作用が最も大きいのではないかなと推察します。世の中に対して、影響力の大きい方だからこそ、大きな事件にもなってしまう。


そう考えると、大運天冲殺も良し悪しで、大きな運の流れに翻弄されてしまう人も出てきますよね…と思います。そういうご自身の流れをアドバイスしてくれる参謀のような人が、猿之助さんはいらっしゃらなかったのでしょうか…。それが残念でなりません。


古来からずっと、王者の側には 鑑定士や占星術師など 人間にはどうすることも出来ない大きな流れを読み アドバイスする存在がいましたものね。


そういう味方を近くに置いているか、そういう存在が味方になってくれるかどうかって、選択や行動に影響しますよねぇ。。。


王者の資質を引き出し成幸へと導く

脅威の的中率に、秦の始皇帝が門外不出としたと言われる算命学。算命学により、その方の生まれ持っての宿命や使命、運気の流れなどを鑑定します。さらに独自の統計学を使い、生年月日以外からわかるその方が持っている先天的な資質や後天的な能力の診断も可能です。 生まれ持ってのカリスマ性を引き出し、王者としての振る舞いやマインドまでをサポートする事が可能なのが強みです。